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家相」と「風水」はどう違う?

最近、テレビや雑誌で話題の「風水」。
以前からある「家相」、似ているようだけど一体どう違うの?
結論から言うと、似ているけれども全然別なものです。(Dr.K氏によって似てしまった)
まず、「家相」から説明していきます。
家相は、古来中国の発祥です。今では、占いのよう様になっていますが、元々は、当時の建築士が劣悪な環境からより良い家を簡単に作るためにまとめた決まり事である、という解釈が正しいようです。北東が鬼門というのも、春に北東から強風が吹き砂埃が入ってくるので、玄関を避けた為でした。ですから、日本の家屋にそのまま当てはめるのはちょっと無理があると思います。日本だったら、例えば冬に颪が吹く北西に向いて玄関扉は付けないとします。
北西に玄関が設ける事が仕方がない場合があります、その場合でも扉が南西や北東を向いていれば良いのではないでしょうか?その土地によって、何を優先して設計していくか色々な事に配慮していくことが必要だと思います。
この日本の家相を決めるのは、我々設計士の重要な仕事だと感じています。

「風水」はというと、こちらも中国が起源です。
風水師による「気や風・水の流れ」などの調査(調査という言葉が適切かどうかは別にして)に基づく物です。
有名な例でいうと、香港にある「上海銀行ビル」です。
ビルが建つ場所は、風水師の判断により龍の通り道とされ、 1階は何もない広場とし、2階から上に銀行窓口や事務所を設計し建設されました。
その上、龍が通りやすいように、1階広場の床は波打って作られました。
また、台湾で建設された新交通システムでは、 軌道の下に「気」の抜ける穴があったそうですが、計画どおり建設されてしまいました。
そのせいかは分かりませんが、計画の乗車率に全然満たないそうです。
本来「風水」とは、その場所場所により、風水師が調査した結果に基づいた物です。
ですから、北がどうだとか、東はどうだとか、一般的に決まった物があるわけではありません。
本当の風水師という人は凄い人だと思います。

※注 占い的な家相や風水を否定した物ではありません。

シックハウス症候群

今日の日本の住宅で、「シックハウス」が問題になっています。
シックハウスと一言で表現しますが、原因によりいくつかに分類されます。
また、個人差も大きく症状に出るかは人によりますが、原因によっては 新建材から発生するホルムアルデヒドによる「中毒」。
結露→カビ→ダニの循環による、カビ・ダニ「アレルギー」。
家の構造や環境から来る「ストレス障害」。
など 、家の環境から人体へ与える障害です。

ホルムアルデヒドによる「中毒」
個人差が大きいので症状に出るかは分かりませんが、体によくないことは事実です。

ホルムアルデヒドは主に接着剤に含まれる環境ホルモンです。
一昔前にビニールクロスやベニヤの糊や家具に多く含まれていました。
この問題は、住宅の低コスト化と高気密化に比例して増えてきました。
高気密化(詳しくは高気密住宅にて)により家屋に充満しやすくなった為だと考えられます。
高気密化が悪いわけではなく、やはりホルムアルデヒドが多量に使われることが良くないです。
最近はホルムアルデヒドを含まない。F0規格のベニヤやクロスの糊が出回り始めました。
極力、そういう物を使いたいものです。

カビ・ダニ「アレルギー」
個人差が大きいので症状に出るかは分かりませんが、体によくないことは事実です。

環境から来る「ストレス」
個人差が大きいので、一概には言えませんが、例えば、静かすぎる為のストレス、防音室や無音の部屋にずーっと居ると、気持ち悪くなる人。変形した部屋など。